おすすめモニターヘッドフォンの使用感レビュー【最新・定番・スタジオ品質】

おすすめモニターヘッドフォンの使用感レビュー【最新・定番・スタジオ品質】

(C)Pixabay

今回は、実際におすすめのモニターヘッドフォンを使用したレビューとともに、ご紹介します!

まず、なぜこのような記事を書くことにしたのかというと……

『ヘッドフォンって本当に使ってみないとわからない!』

こんな経験がすごく多いんですよね!

同じモデルでも、あのサイトのレビューでは評判が良かったけど、別の人のレビューではイマイチだったり……一体どれを信じたらいいのか、迷った方も多いのではないでしょうか。

それでは、そんな経験があるユーザーさんたちに向けて、個人的に使用したレビューをお届けしていきましょう!

モニターヘッドフォンとは?

モニター用ヘッドフォンとは、音楽制作や音響編集などの際に、正確な音をモニターするために使用されるヘッドフォンです。一般的なヘッドフォンと比べて、音の解像度が高く、周波数特性がフラットなため、楽器やボーカルの音を正確に聞き分けることができます。

密閉型のモニターヘッドフォンは、周囲の音を遮断できるので集中して作業を行なうことができます。ボーカルの収録やマイクでの録音を行なう際は、ノイズが入らないようにするためにも密閉型を選ぶ必要があります。

モニターヘッドフォンは、音楽制作や音響編集などのプロフェッショナルな現場で使用されることが一般的ですが、最近では、オンライン会議などでおなじみになったZoomでの使用や、オーディオマニアやゲームプレイヤーなどの一般ユーザーの間でも人気が高まっています。

SONY(ソニー) / MDR-7506

SONY MDR-7506は、プロの音楽制作現場で長年愛用され続けている定番モデル。

【MDR-7506の特徴】

  • 音の解像度が高い
  • 密閉型で周囲の音を遮断することができるのでレコーディングにおすすめ◎
  • 耐久性も優れていて、ユーザーによっては 10年使用している人も!
  • 価格がお手頃でコスパが最高すぎる◎
  • 安いのにスタジオ定番の安心モデル
  • スタジオ定番SONY MDR-900ST(赤帯)よりも、低音が持ち上がっているバージョン
  • 折り畳めるので持ち運びがしやすい、カールコード(コイルケーブル)

MDR-7506は、スタジオ定番として人気のMDR-900STよりも低音が出るので、あえてこちらを選んでいるプロもいるほど。海外では900STよりも人気だといいます。
テレビ番組の「プロフェッショナル」では、宇多田ヒカルさんが使用していたモデルです。モニター仕様でありながら低音が気持ちよく聞こえるのでリスニング用として日常でも使いやすいヘッドフォンです。

プロのアーティストやエンジニアたち御用達のヘッドフォンなのに、価格はリーズナブルでコストパフォーマンスにも優れているため、初めて購入する際のモニターヘッドフォンにおすすめ◎
音楽制作、レコーディング、音声モニター用に、1本は持っておくべきヘッドフォンなんです♪

CLASSIC PRO ( クラシック プロ ) / CPH7000

―音楽や音響関連、声のお仕事をしている人たちの中で、サウンドハウスを知らない人はいない―

格言のように書きましたが、まさにそのとおりだと思っています(笑)

ということで、そんなサウンドハウスの自社ブランド「CLASSIC PRO(クラッシック プロ)」から発売されている「CPH7000」は、手頃な値段で音質に定評があり、多くのユーザーから支持されている人気モデル。

【CPH7000の特徴】

  • 音の解像度が高く、優れたモニター性能
  • 密閉型なので音漏れの心配がない
  • ふかふかのイヤーパッドで装着感が心地よく、長時間作業でも疲れにくい
  • お手頃価格で高コスパ◎

CPH7000は、音の解像度が高く、低音の量感も多めです。聴いていても低音がとても気持ち良いです。あまりに安いので、最初は不安もあったのですが他ユーザーの『レビューを信じて購入して良かったな』と思った、ヘッドフォンのひとつです。

丈夫な造りでモニターヘッドフォンとしても安心して使える音質なのが好印象。
音の傾向は、SONY MDR-7506と似ているといわれていて、実際の使用感としては、MDR-7506よりも低音が少し強めな感じでした。

とにかく安いので、スタジオの予備ヘッドフォンとして導入されているのも見かけますし、プロの現場でも耐えうる音質だと思います。同時にコスパがホントに良いので宅録での相棒としてもおすすめします!

YAMAHA ( ヤマハ ) / HPH-MT8

YAMAHA HPH-MT8は、ヤマハのモニタースピーカー技術を応用し、高音質と快適な装着感を両立した次世代の人気モデルです。昨今は、SONYからスタジオ定番の座を奪いつつあるといわれているほど。

【HPH-MT8の特徴】

  • 高い解像度&フラットな音質、まさにプロのエンジニア向けのモデル
  • 45mmのドライバーユニットを搭載し、広帯域で正確な音で再生が可能
  • 密閉型でボーカルなどのレコーディングも◎
  • プロテインレザー製のイヤーパッドとヘッドバンドにより、長時間の使用でも快適な装着感
  • 様々な用途に対応する脱着式のストレートケーブルとコイルケーブル(カールコード)付属

HPH-MT8は、SONY MDR-M1ST(ハイレゾ仕様モデル)と並んで、最近のスタジオモニターヘッドフォンの中でもイチ押しのモデルです。

「とにかくハイレゾ、高音質を!」という場合は、買って間違いなしの1本。

今まで使ってきたヘッドフォンからワンランク上を目指すのに相応しい。とにかく音のバランスが良く、情報量が多いので、録音モニター用というよりは、音声編集、ミックス作業、マスタリング、エンジニア業務などで「音」をしっかり聞きたい人に試してほしいですね!

モニターヘッドフォンを選ぶ前に!注意点をチェックしよう!

ヘッドフォンを購入する際は、ヘッドフォンを使うときの再生機器(ヘッドフォンアンプ、オーディオインターフェース、パソコンなど)のインピーダンスを確認し、データと合ったものを選びましょう。

ヘッドフォンのインピーダンスとは、ヘッドフォンの電気抵抗の大きさを表す数値で単位はΩ(オーム)です。

インピーダンスが大きいほど電流が流入しにくくなり、音量が小さくなります。
インピーダンスが小さいほど電流が流入しやすく、音量が大きくなります。

このインピーダンスについては、「音圧感度」などと呼ばれることもあります。よって、ヘッドフォン購入時には、再生機器のインピーダンスを考慮しておく必要があるんです。

先ほども述べたように、再生機器のインピーダンスよりもヘッドフォンのインピーダンスが高い場合、音量が小さくなります。再生機器のインピーダンスよりもヘッドフォンのインピーダンスが低い場合、音量が大きくなり、再生機器に負荷がかかりやすくなります。

インピーダンスが合っていないと、「音が小さいな」「音質が悪いかも」「音が割れてる」と感じてしまい、ヘッドフォンのパフォーマンスを下げてしまうこともあるので注意してくださいね。

まとめ

モニター用ヘッドフォンについてのレビューはいかがでしたか?
今回は、個人的な使用感で皆さんにも是非使ってほしい!試してほしい!というような、ホームレコーディング・スタジオ向けモニターヘッドフォンをご紹介しました。ヘッドフォン選びに迷ってる方にとって少しでも役に立てれば嬉しいです(^^)

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