玄米、健康や美容に良いことで知られ沢山の方に愛されていますよね。以前は玄米=ぼそぼそしておいしくないというイメージもあって、白米を我慢する為の代理フードのようなイメージもありましたが、今は全然違うんです。
炊き方を工夫するだけでとっても美味しく、尚且つ健康や美容にもいい玄米について今回はお話したいと思います!
玄米のメリットとは
- GI値が低く血糖値が上がりにくい(太りにくい)
- よく噛むため満腹感があり血糖値を上げにくい
- 白米よりもビタミンもミネラルも豊富で栄養価が高い
- 食物繊維が豊富なためお通じがよくなる(便秘解消効果)
- 美肌・アンチエイジング効果
こんな効果が期待できます。
玄米には毒がある!?
巷ではまことしやかに噂がありました、玄米の毒について。
- 玄米を食べるとミネラルが体外に排出されミネラル欠乏を起こす(フィチン酸が原因)
- 玄米に含まれるアブシジンによって細胞内のミトコンドリアが傷つけられ、病気やガンのリスクが上がる
こういった噂がありますが、これはほぼ間違っていると考えていいでしょう。
フィチン酸の害は本当なの?
そもそもフィチン酸はデトックス効果があり、プラスな働きをするものです。玄米のダイエット効果のひとつでもあります。またフィチン酸は調理の過程で大体は分解され寧ろ栄養をより吸収させやすくしてくれますので、害はないと考えて差し支えありません。よく水を吸わせてあげる事で玄米の硬い殻が分解され栄養吸収率があがりますので、
よく浸水させて炊くか、発芽玄米にするなど工夫する事で食べやすく更に栄養価も上がります。
アブシジン酸は有害なの?
どちらかというと、このアブシジンの毒を怖がっている人が多いかもしれませんが、こちらも大丈夫です。「アブシジン酸」というのは玄米の「発芽抑制因子」として知られていますね。発芽をさせないように抑えているストレスホルモンです。
実はこれはどの植物にも存在し、豆や雑穀などあらゆるものに存在するものなんです。生で食すると多少影響もあるかもしれませんが、アブシジンもまた水や熱で簡単に分解されてしまう為、普通に炊いて食べている人たちには何の影響もないというのが答えになります。なので玄米を普通に食べても細胞が傷ついたり病気になる事はないです。
よく発芽させて無毒化!など見かけますが、発芽玄米の良さはその栄養価と食べやすさ、消化に優しい点です。無毒化とは本来関係ないのですが、それもまたマーケティングなんでしょうね。
発芽させないと毒がある!と、過剰に煽っている部分も否めません。
そういうものは気にしない事です。
発芽玄米とは?
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塩水に1日~2日ほど浸けて玄米を発芽させて炊いたものです。
発芽しやすい温度は38度です。発酵メーカー(またはヨーグルトメーカー)などをお使いの方は試してみて下さいね。
従来の玄米を炊いただけのものより栄養価が高く、美味しく、消化にも優しいです。通常の玄米炊きよりGI値も更に低くダイエット効果も期待できます。
(深田恭子さんが発芽玄米でダイエットされていた事でも有名ですね。)
水に浸けておくだけでいいので手軽な玄米の食べ方だと思います。今は発芽玄米の炊飯器も発売されており大人気ですね。発芽して炊くまで自動でやってくれる便利アイテムで人気です!
発芽させた玄米も販売されており美味しさには定評があります。
予め発芽させて売ってる玄米ではアブシジンが復活していて良くないという噂も聞きますが、これも真実ではありませんので普通に食べて大丈夫です。
酵素玄米(寝かせ玄米)が大ブーム!
近年は発芽玄米よりも酵素玄米が人気ですね。小豆を入れ玄米を炊き、そのあと炊飯器(70度~74度程度で)で3日~1週間ほど保温にしたものが寝かせた玄米なのですが、食感もよくとにかく美味しくて痩せられる事で大人気になりました。酵素玄米はあずきと玄米をよく塩水に浸してから塩水で炊きます。
あずきのビタミンEやポリフェノールの効果もあり、アンチエイジング効果もバツグン!栄養価も高く大変オススメです。味はまるでお赤飯のように甘くもちもちした食感が魅力です。
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一番栄養効果が高くオススメなのが「発芽酵素玄米」
発芽玄米と酵素玄米のあわせ技でいいとこ取りなんです。一番栄養価の高い(栄養吸収率の良い)発芽玄米と美味しくてダイエット効果が高くアンチエイジング効果も高い酵素玄米(寝かせ玄米)の両方の特徴を生かした発芽酵素玄米は完全栄養食と言われ、間違いなくスーパーフードです。
但し一点だけ注意したい事も…
玄米は精米せずに食べる為、農薬の影響が白米よりも心配な部分がありますので、お米を選ぶ際は無農薬や減農薬などを選ぶことをお勧めします。
玄米はしっかり水に浸けた後、浸けた水を捨ててしっかり水切りをしましょう。農薬を落とす効果もります。
玄米は安全です
玄米に対する数々の誤解もあると思いましたので今回まとめてみました。
是非美味しい玄米ライフを楽しんで下さい!
(文/美容ライターJ)