メラトニンといえば睡眠に関わるホルモンなのは知ってる人も多いかもしれません。「たけしの家庭の医学」でも紹介されましたが、今骨粗しょう症の予防と治療に大きな期待が寄せられているのがメラトニンなのです。
メラトニンとは?
脳の松果体という部分でセロトニンから生成される脳内ホルモンです。
はぐっすり眠るために必要な為、不眠症の方に注目されてきましたが、実はメラトニン不足が骨の老化に関わることが分かってきました。
実験ではメラトニンを摂取した骨の老化が抑制され「骨の老化予防」に繋がったことが実証されています。
なぜメラトニンが骨の老化を防ぐの?
それは骨のしくみが関わってきます。骨というのは生きていて、常に破壊と再生という新陳代謝を繰り返しています。歳とともに再生が追いつかなくなる等で骨が脆くなってしまうんです。
女性の場合は女性ホルモンが減少すことでより「骨粗しょう症」リスクが上がります。60代以上ともなれば男女ともに骨粗しょう症予備軍になりますのので、他人事ではありません。若い人でも注意が必要です!
メラトニンはその骨を破壊する破骨細胞の働きを抑制する作用があり、骨が守られるんです。
メラトニンはどうやって増やせるの?
メラトニンを増やすというと食べ物やサプリなどをイメージする方が多いですが、効果はそこまで期待できるものではないようです。あくまでメラトニンを分泌させやすく補助するものです
メラトニンを分泌させやすくする為にはトリプトファンというアミノ酸を摂取するのがおすすめです。魚やお肉に多く含まれています。バナナは特にトリプトファンが豊富でオススメです。
なるべくバランスの良い食事をしましょう。
メラトニンは太陽光で増やす
そして本題のメラトニンの増やし方は太陽と睡眠です。
朝、カーテンと窓を開けをまず朝日を浴び、日中30分以上陽を浴びるだけです。守りたい部分は紫外線対策などをしなるべく陽に当たりましょう。外に出る事が大切です。
それだけでメラトニンを分泌しやすくなるだけでなく、ビタミンDも作られ老化防止に繋がります。ビタミンDが作られるとガンの予防にも繋がります。
タダでビタミンも作れて病気予防や老化防止が出来てお得なんです!太陽光ありがたいです!
睡眠とメラトニン
睡眠時間もメラトニンの分泌に大きく関わってきます。夜の10時~朝の6時くらいまでに多く分泌され、ピークが3時くらいのようです。その時間帯になるべく就寝することでメラトニンを多く分泌させる事ができます。
それ以外の時間帯ですとあまりメラトニンを分泌できないため注意が必要です。
トリプトファンが睡眠の質を改善する
牛乳で安眠効果アップ
眠る前にホットミルクを飲むという人もいますが、実は安眠の効果を高めるのであれば、「朝」に飲む事をお勧めします。
牛乳に含まれるトリプトファンが効果を発揮するまで”17時間”ほどかかってしまうので、朝飲むと夜に効果を発揮しやすいため。
まとめ
大切なのは日中に太陽に当たり、しっかり眠ること当たり前のようで忙しい現代人には難しい事です。昨今は美白ブームも手伝い太陽が嫌われ、日差しを避ける人が多いことも骨粗しょう症の増加に関係してるそうです。若い人でも骨粗しょう症、または予備軍がとても増えてるんです。骨粗しょう症は痛みも無いためかなりひどくなるまで気付かない人も多いので甘く見られてしまいますが、寝たきりにならない為には注意が必要です。
美容の面でも骨が脆くなる=肌の弾力がなくなりシワやたるみに繋がります。
太陽を上手に味方につけていつまで若く元気でいたいですね!
(文/美容ライターJ)
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