アンチエイジングは若さへの執着なのか?

アンチエイジングは若さへの執着なのか?

アンチエイジングは若さへの執着なのか?

昨今、アンチエイジング(抗老化)という言葉が当たり前のように飛び交い、美意識の高い人たちにとって当たり前のテーマになりつつあります。

そんな中で最近は新たな考え方として「脱・アンチエイジング」という言葉も当然生まれる訳です。

アンチエイジングをやめる!と公言する雑誌メディアも登場し、賛同の声も。

これだけアンチエイジングを連呼する世の中で、無限アンチエイジングに疲れてしまった層に支持を受けても当然でしょう……。

そもそもアンチエイジングとは

抗老化医学の総称であり、予防医学の一つ。

アンチエイジングは若さを健康の一つと考え、老化が病気の一因であるという認識の下、健康的な若さを保つ事をテーマとするものや、

美容としての「若さ」など、老化に立ち向かうあらゆる概念の総称だと考えます。

エイジングの捉え方は多様である

アンチエイジングひとつにしても、元気に過ごしたい健康目的のアンチエイジングから、美容目的まで多種多様です。

昨今「アンチエイジング」を少し別の角度から捉えた考え方も出てきており、「歳を取ることの何がいけないの?」という声や、「アンチエイジングなんて不自然だ」という考え方もあるかもしれませんが、

それも当然正しいと思います。

もしアンチエイジングについて意見が割れる部分があるとすれば、選択肢の違いに過ぎません。

「アンチエイジング」に囚われず生きる事で楽になれた!という考えも当然理解できます。

アンチエイジングは不自然ではない

綺麗でいたい、健康でいたい、あらゆるアンチエイジングという考え方、

いつでも”今の自分が持っているベストの状態”をキープしたいという気持ちは不自然じゃありませんよね。

そもそもアンチエイジングは予防医学だからです。

体を壊さないようにお酒を飲みすぎない、肥満にならないように気を付けるといった事と同じように、老化によって起こるがんの予防、これこそがアンチエイジングなのです。

がんの発生率は30代では1/1000ですが、80代では1/10

これも老化によるものです。

こうした老化に向き合うことがそもそものアンチエイジングなのです。

アンチエイジングは社会が作ったもの

このご時世、長く健康で若々しく仕事を続けたい人が多いのは当然ですし、先々を考えたら不安もありますよね。

だからこそいつまでも現役でいたい人が多いこの社会では自然にアンチエイジングという考え方も生まれてくると思います。

そしてもう一つは、日本は特に年齢という概念に囚われている部分も多いですよね

就職、恋愛、結婚……

何においても「年齢」がつきまとい壁になり……、そういう意味での若さ信仰もあると思います。

勿論、無限の可能性がある若さは財産であり本当に素晴らしいものです。

ですが、歳を重ねることにあまりポジティブになれないのは、こうした社会的な背景も一つにあるのではないかなと思う訳です。

こんな歳だから……と諦めてしまう事、ありませんか?

エイジングは自信を映す

アンチエイジングをやめるという考え方は、老化を気にしないで好き放題やってしまえばいいという考え方ではありません。

健康にも配慮しますし、その上でその歳その歳の姿を自然に受け入れるという事。

それには自分が生きてきた人生や年輪に対して自信が必要なのだと筆者は思います。

自信があるからこそ、自分の変化、老化をしっかり受け止められる。

そうしてエイジングをしっかり受け止め人生を楽しんでいる人は、決してアンチエイジングに負けた訳ではないのです。

シミやしわがあるから老けてるという事でもありません。そこをあえて気にもしないというだけ。

若さとは容姿だけの問題?

シミしわがあってもいつまでもカッコよく綺麗で若々しい人はいます。

囚われない生き方

アンチエイジングはシミやしわ、美容に固執するだけの考え方ではありません。

若さというパワーを得て前向きに生きていく考え方。

そういう意味ではアンチエイジングを止めるという考え方も精神的に健康的に前向きに生きていく上で、新たなアンチエイジングだと言えます。

アンチエイジングとは生きる事

老化は人生のカウントダウンであると考えれば、アンチエイジングは生きる事。

少しでも長く元気に生きる事だと思います。

そう考えればアンチエイジングは必然の流れなのだといえます。

いつまでも年齢に囚われず若々しく輝いている人は本当に素敵です。

皆さんの憧れるアンチエイジングとはそういうものではないでしょうか?

アンチエイジングの究極はエイジレス

年齢に囚われず生きる事、そえこそがアンチエイジングの基本です。

年齢に固執しない自分のベストな状態をいくつになっても追い求め続ける事がエイジレスであり、アンチエイジングである。

単なる若さへの固執ではないんですよね。

アンチエイジングの捉え方はそれぞれですし、こうして考えてみるとやはり永遠のテーマだなぁと感じました。

あらゆるメディアで踊るアンチエイジングという言葉に踊らされないで下さい。

若作りがアンチエイジングではないからです。

アンチエイジングは自分の可能性を伸ばすこと。

進化なのです。

(文/美容ライターJ)

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